shimada-kの日記

ソフトウェア・エンジニアのブログです

東京メトロのアプリコンテストに応募しました

iOSアプリを作成しアプリコンテストに応募しました。作成から応募までのログを宣伝を兼ねて書いておきます。

東京メトロ オープンデータ活用コンテスト

東京メトロAPIを使用したアプリを作るという趣旨です。サマって書くと個人・団体問わず参加OK、一人何作品出してもOK。Web/iOS/Android/WindowsPhoneで作ってね、賞金出すよ。というもの。僕らはiOSアプリを作りました。選考要素にデザインも含まれていたので社内のクリエイティブの友達を誘いプライベートの時間を使って2人体制で開発しました。

作ったもの


MetroCluster紹介動画 - YouTube

foursqureのAPIを使って電車の運行状況に応じて到着駅付近のvenueの画像と地図を表示するアプリを作りました。socket.ioを使ったチャット機能もつけてアプリのユーザ同士で会話できる機能もつけました。

感想

かなり詰みました。着手したのが9月末からで、スケジュールを切ったところAppleの審査(このことは後で詳細を書く)があるので10月中にベータ版を作ることに。開発期間は実質1ヶ月という状況。10月は仕事以外でも予定が多い月だったので開発時間の捻出に苦労しました。

Apple審査

マイルストーンに従ってβ版を10月下旬に審査に出しました。まあベータ版なので速攻でリジェクトを食らいました。ベータ版を修正&機能追加した版を再度11/2に審査に提出しました。

コンテストの応募締め切りが11月17日だったので最悪Apple審査が締め切りに間に合わない可能性があると思いコンテストの運営MLに審査が間に合わない場合の運営のケアはあるかどうか問い合わせました。

結果はNG。iOSアプリの場合、応募時点でAppStoreに公開さていることが条件と言われました。まあダメ元で聞いてみたのであまり期待してませんでした。

Apple次第ということで待っていると11月11日にApple審査が通りました。Ready for Sale。これで応募に関しては気に病むことはないと安堵したのもつかの間。AppStoreから落としてきたアプリを起動するとクラッシュ。メイン画面まで辿り着かないという状況に。

原因箇所は位置情報の取得を待つところで、無限ループに突入していました。申請前に一度アプリをアンインストールしてテストしなかったのが原因でこのバグを捕捉できていませんでした。

Appleの審査は新規よりもアップデートの方が申請通過が早いらしいという情報は事前に得ていたのでもうその可能性に賭けるしかないと思い、速攻で修正し再度申請。この時点で申請は3回目。日付は11/12日。

ただそう甘く無いらしく応募2営業日前になってもiTunes Connectは音沙汰なし。これはもうしょうがないと思い、緊急レビューの禁じ手を使う覚悟を決めました。緊急レビューは依頼しても確実にやってくれるものではないので、一旦Appleの返答待ちになりました。

緊急レビュー依頼の結果は、NG。まあ個人都合だから断られてもしかたないと思いつつも、絶望。

もう手を尽くしたので、あとはコンテストの運営側を説得するしかないと思い開発者サイトを見ると、iOSアプリケーションの場合は締め切りまでにAppleにSubmitしたバイナリに関しては審査対象とする旨のアナウンスが!

僕が問い合わせたように他の応募者からも同様の問い合わせが来ていたようで、ダメ元で問い合わせたのが良かったのか、iOSアプリを作成している応募者は応募時と審査通過時にiTunes Connectのステータス履歴をPDFにしたものを送ればコンテストの運営側が確認するのでOKとのこと。

もう神に救われた気分でしたよ。ええ。

それからは直したい部分の改修と時間がなくて追加できなかった機能を追加してコードフリーズ。前回の失敗を活かし申請前に地下鉄に乗ってデバッグ。締切日が月曜日だったので前日までに申請と応募の素材と文章をそろえました。

そして本日無事Apple申請に通過しました。実際にDLしてみたところ前回のようにクラッシュするケースはありません。かなりバタつきましたが作成したアプリをApple申請に出したのは初めての経験だったので勉強になりました。

神から祝福を受けたアプリなので是非使ってみてください。

MetroCluster

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2015-07-20 追記

上記アプリはAPIの公開期限が過ぎたためAppストアから削除しました